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死の貝 単行本 – 1998/7
小林 照幸 (著)



死の貝
小林 照幸 / 文藝春秋 (1998-07) / - / 8 users
タグ 科学:医学 科学:生物・生命 歴史 地球環境とエコロジー @図書館
カテゴリ:本・雑誌 本・雑誌 / 文学・評論
更新日:2013年10月11日 16時28分38秒 2013/10/11
読了: 2013年10月07日 星5つ

国立科学博物館の企画展で、「ミヤイリガイの発見から100年」を知った。
 ⇒ 「日本はこうして日本住血吸虫症を克服した」に行く ~ Myブログ「パそぼとベルルのあれこれフリーク」
企画展の内容に衝撃を受け、関連した本を読むことにしました。

知らなかったことがぎっしり詰まっていて 驚きと感動の内容です。
地方病として恐れられた謎の死の病の原因を追求し、「日本住血吸虫症」 を突き止めることから、話は始まる。
寄生虫(日本住血吸虫)を探しだすのに一苦労。 中間宿主である「ミヤイリガイ」を見つけるのにも長い時間がかかる。
熱心な研究と治療にたずさわった方々には頭がさがる思いです。
田んぼの水路がコンクリートになっていることにも、ちゃんと意味があったことを知り、
自然破壊だと思っていたのが恥ずかしい・・・。

100年以上の闘いでついに安全宣言が出されたのはそれ程昔ではないが、
農業の方法、農村の様子も一変し 「日本住血吸虫症」のことを知人は少なくなっている。
しかし 世界中を見渡すと 同様の病気は蔓延しているそうだ。
今後、海外へ行ったり海外から来た人が、自然と親しんだ時に
うっかりミヤイリガイや日本住血吸虫を日本にも復活させることがないとも限らない・・・。
感動する本です。

次は、この本を読みたい → 朱鷺の遺言 (文春文庫)

2013/06/03 予約 6/5 借りる。 7/1 読み始める。10/7 読み終わる。